みんなの睡眠

睡眠時間があなたの人生を支配する嘘

睡眠時間は人生の1/3とも言われ、

誰もが睡眠なしでは生きてゆけない。

 

睡眠時間を減らすとどうなるかは、

記事にまとめたことがあるので興味がある方は是非。

→ ロシア睡眠実験の真相!都市伝説ではなかった?

→ 睡眠不足は危険!本当にあった怖い話

 

そうは言っても、

3大欲求である睡眠欲をコントロールするのは、

そう簡単ではありません。

 

国民の半数が不眠症、

7割の人が睡眠に何らかの不満を抱えている、

2018年9月に寝具メーカーの東京西川が、

調査してわかったと発表。

 

ようは、

不満を抱えても、

どう治したら良いかわからない。

 

治し方がわかっていても上手くいかない。

 

など一朝一夕に片付く問題ではないことが見えてきます。

 

まさに、

ゾンビがゾンビを生む、

バイオハザード状態。

 

いつの間にか、

ゾンビになってしまわないように、

また、

ゾンビの人は早く治療できるように、

今回の記事を書きました。

 

生活習慣や精神的な問題も関わってくるので、

万人に通用する方法はないかもしれません。

 

今回は、

2018年9月に発表した、

東京西川の睡眠白書2018を紐解いてみようと思います。

 

賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ

by オットー・フォン・ビスマルク

 

という言葉があるように、

こういった統計は最新の歴史とも言えます。

 

具体的なアイデアは他の記事でも書いていますが、

統計を紐解き見えてくるものがあるはず。

 

それは、きっとあなたの睡眠を支配できる、

アイデアが詰まっているはずです。

 

さぁ、一緒に閃いてゆきましょう。

 

そもそも日本がやっている睡眠に関する統計

 

 

 

  • 平成28年国民健康・栄養調査結果(厚生労働省)
  • 2015年 国民生活時間調査(NHK)

 

この2つが直近で調査されています。

このレポートに関しては、

また機会を作って追ってゆければと思いますが、

「他にもこんな調査あるんだけど」って場合には、

是非ともコメントなどで教えて貰えると助かります。

 

東京西川とは

 

今回の調査をしたのは、

日本睡眠科学研究所なんですが、

これは東京西川お抱えの睡眠テクノロジー研究所。

 

東京西川は創業1566年、

老舗の寝具メーカー。

 

私も個人的に、

AiR[エアー]を使っているし、

マットレスは海外ブランドも使ったことありますが、

やはりメイドインジャパンに限ります。

 

東京西川 睡眠白書サマリー

 

調査対象は老若男女(18~79歳男女)と申し分ありませんが、

やはり母数が少ない(事前調査1万人、本調査3千人)。

 

まぁ、これは国がやっている調査ではないし、

一企業が睡眠にフォーカスした調査をしてくれ、

リリースしてくれるのはとても意義がある。

 

大切なことは、

統計的な正確性ではないくて、

調査の傾向からわかる対処法や、

それを見た自分なりの改善アイデアだと思うんです。

 

さて、早速中身に入ってゆきましょう。

 

日本人の睡眠実態まとめ

  1. 国際基準(*1)に照らして、49.3%の人に「不眠症の疑いあり」
  2. 睡眠の質を悪くする要因は「肉体的な疲労」よりも「精神的な疲労」
  3. 眠りを阻害する悩み1位は「将来への不安」、次いで「健康」「金銭」
  4. 「睡眠」は重要と分かっていながら改善出来ていない習慣の筆頭格
  5. 睡眠の質が良いほど夫婦仲も良い・・・睡眠と夫婦仲の相関関係

 

この中で注目したいのは、

精神的な問題が中心だということ。

ダイエットや禁煙と同じような習慣があること。

 

わかってはいたものの、

睡眠障害を解決するにはハードルが高いなと。

 

逆に言えば、

誰もがお金をかけず改善できる手法がある一方で、

継続するということが出来ない典型的な例。

 

皆さんも一度も目にしたり、耳にしたことがある、

 

ライザップ

 

まさに、この継続するを徹底的に商品化して、

一躍有名になりました。

 

価格も高いが、結果も出せるから、

成果を期待したい場合には重宝します。

(別にライザップを宣伝したい訳じゃありません)

 

ようは、

  • 続ける
  • 継続すること

その考え方が、

一つのボトルネックになってくるということ。

 

少し脱線してしまいましたが、

大切なテーマだと思っています。

 

具体的な調査結果を見てみると、、、

総睡眠時間が十分足りていると答えた人はわずか35%

睡眠時間と不眠症の関係は深い、だけどもそれだけだと決めつけるのは早計かも。

 

不眠症の疑いがある人とない人で、睡眠時間がわずか30分しか変わらない

ようは睡眠時間だけでない、

それ以外の原因が不眠症にはあって、

単に時間調整すれば良いというものではないということ。

 

60歳以上79歳以下の年代では、睡眠時間に対する満足度が顕著に高いことが分かる

定年退職や子の独立など、

色んな責任感から解き放たれたという理由はあってもおかしくないでしょうからね。

 

30代・40代は、「全く足りないし眠れない」と答えた割合が ほかの世代よりも多い

働き盛りは、まさに毎日が満身創痍でもおかしくない、

寝ても寝足りないというのは仕方のないことなのだろうか。

 

[仕事]よりも[子育て]の方が睡眠満足度を下げる原因になる可能性

睡眠障害は肉体的より精神的なものの方が影響するならば、

ストレスのない育児はきっと現実的ではないだろうから、

ストレス発散できる育児や仕事との両立は必須。

 

睡眠時間が十分である人と、足りないと答えている人は約2時間の開きがある

たったの2時間、されど2時間であって、

これが毎日繰り返されると考えれば1週間で14時間、

1ヶ月で56時間。なんと2日とちょっとも差が出てしまいます。

 

ここに寝溜めすれば良いということが不可能だということに気づいてしまう。

 

休日は年代が低くなるにつれ平日と休日との起床時刻の乖離が大きくなっており、

若年層(20~40 代)の「休日寝だめ」が顕著にみられる。

これは仕方ないよね、

こうでもして睡眠時間を確保しないと体が持たない。

 

寝溜め出来ない、睡眠リズムが崩れてしまう、

それでもやっちゃう。

 

わかっててもやめれないポイントの1つがココ。

 

じゃあ、どうするか。

私なら昼寝。

休みの日のどっかで昼寝をしちゃおう。

 

不眠症の疑いが高い職種一位は「製造業」、最下位「クリエイティブ系」

製造業はシフト勤務の典型的な例で、

多くの人は昼夜逆転を一定期間内に繰り返して行わないといけませんからね、

職業ストレスランキングも製造業が最も高いの知ってました?

 

寝入り時の姿勢 仰向けと横向きは半々、うつ伏せは少数

そりゃそうでしょ、

うつ伏せで寝る人あんま見たことないですし。

 

というか、マッサージの時くらいでしかうつ伏せで寝たことないんですが、

少数派のうつ伏せ派の皆さまは寝てて苦しくないんでしょうか。

 

「睡眠時無呼吸症候群」と肥満との関係性で言えば、SAS患者に最も多いのは30~60 代の肥満男性

やっぱり、肥っていて良いことは何もないのでしょうか。

 

標準の人に比べ、肥満気味、痩せ型の人の睡眠の満足度は低い

肥っていてると他病気との相関、

痩せているとホルモンバランスが崩れるのが理由。

 

標準というのが一番難しいと思います(笑)

 

仮眠をとる人は全体の約50%(週1~2回程度の仮眠をとる人約60% )

シリコンバレーの企業( Googleなど)を始めとした外資系企業が

業務効率を上げるために昼寝を導入したなんてニュースもあって

昼寝の認知が広まりましたよね。

 

昼寝は、油断すると寝すぎちゃうので15~20分程度が良いんだとか。

 

本当は、こういう昼寝専用機も欲しいけど高すぎw

仮眠をとりたいと思っている人の約55%が、

仕事や育児などでとることができないことがわかった。

昼寝って、

サボってるという悪いイメージが拭いきれないのは私だけでしょうか。

 

また、育児で仮眠が取れないのは本当に辛い。

 

何か、良い解決方法はないかなと思う。

 

ベビーシッターを頼むにしても、

できればお金がかからない方法となると

毎日でなくとも週に1回でも身内(旦那や親族)に任せて

自分の時間を作るというの手も。

 

そうなると、

昼寝なんかするより、

買い物とかお茶したいなとか思うのはいけないか(笑)

 

約80%の人が“自宅”仮眠。 職場での仮眠、依然少ない。

内勤だと職場で仮眠?え?トイレで?

ってなってしまうのは私だけでしょうか(笑)

なんか隠れてしなきゃと思う時点で、

よっぽど眠たくならないと負い目を感じる。

 

悪いことしてるって無意識に思っちゃうのが嫌。

 

社会的ストレスによる睡眠の質低下

仕方ないと割り切るか、

ストレス発散できる生活リズムを身につけるしかないような。

 

何らかの理由で一度睡眠障害となると悪循環へ突入、抜け出すきっかけ必要

毎日のことだから、

意識的にやろうと思っても難しい気がするので、

あっ、これヤバいなと思ったら何かリセットできる手段を持つようにしたい。

 

例えば、

1週間、家事やらない週間とかw

ダメでしょうか〜

 

 

男性は仕事に関連した悩み、女性は悩みの種類が多いのが特徴

仕事に関連した悩みの特徴は一旦解決すると、

同じ分野だから他の悩みも連結して解決するケースも少なくありません。

 

が、

絡まった糸のように女性の方が悩みを抱えやすい傾向で、

アレもコレも全くジャンルの違うことで悩む場合もあります。

 

これは一人で抱えるのではなく、

友人など気軽に話せるような関係を持つのが、

早い段階で解決するコツのような気がする。

 

良い悪いもあるけど、

やっぱり相談しながら、

あーでも無い、こーでも無い、

と言ってる内に自分で答えを見つけるもの。

 

「睡眠の質」については重要視しているものの、

「満足度を上げるにはどうしたらよいのか?」の解が見つからない様子が伺える

例えば、食事の質を上げるためには、

まずは食材とメニューの豊かさ、調理技術など、

質を上げるために具体的な内容がはっきりしています。

 

しかし、睡眠の質とは何か。

 

とて言われてもなかなかすぐに即答できる人は、

少ないでしょう。

 

このテーマに関しては近いうちに記事にしている所なので、

公開をお楽しみに!

 

 

夫婦円満の家庭は同じ部屋で寝ているケースが多く、

夫婦仲が円満ではないと 別室で寝ているケースが多い

これは、個人的に意外な結果。

 

私は隣に人がいると気になって寝つきが悪くなったり、

何度も途中で起きることが多くなるから個人差もあるのかなと。

 

夫婦間の関係性だけでなく「家族」とのかかわり方も、

睡眠の満足度には影響をしてい るようで、以下の質問では、

「家族とのふれあいや団らんに力を入れたい」人は睡眠に満足し ている割合が高く、

反対に力を入れていきたくない人は睡眠の満足度が低い

こういう意識や考えをしている夫婦はやはり心のゆとりがある、

意識や考えとゆとりのどちらが先かは言及しませんが、

精神的な問題がより睡眠に影響すると考えるならば当然の結果。

 

入眠儀式で最も睡眠満足度が高い人たちの習慣が「読書」、

逆に最も睡眠満足度が低かった人たちの習慣は「ネット」

これはおそらくブルーライトの問題だけではないような気がしています。

 

寝る前に読書をする人は読書をした後に寝るんだという意識があって、

ネットをする人は寝ないといけないからベッドなどで寝ながらスマホをしたりなど、

仕事モードのような頭スイッチオンのまま寝ようとしているような気がする。

 

あくまでこれは個人的な意見、それに自身の体験談(笑)

 

寝室に対する捉え方に個人差があり、

必ずしも「寝室」=「寝やすいよう環境が整えられた部屋」ではないことがうかがえる。

寝室にテレビがあったり、

寝るために必要なもの以外を置いてたりする傾向が高いのは分かる気がする。

 

私も荷物を置くとこなかったり、

部屋数が少ないから寝る専用の寝室なんて無い。

 

本音では、小さくても良いから、

寝る専用の寝室が欲しい。

 

不眠の疑いが無い人は、寝室環境の満足度が高い

何れにしても寝室で大切なのは

  • 温度や湿度

で、その次に寝具の質を求めるのが一般的。

 

でも、マットや布団も良いものは決して安く無いからついつい買い物の優先順位が下がっちゃう私。

 

「静かさ」というポイントは寝室環境の満足度に関係が深い

やっぱり同室に人がいるといびきが気になったりするもの。

 

住居環境によっては、家の外の騒音が気になるケースだってありますよね。

 

運動、健康管理志向など、

一般的な人よりも健康志向が強い人は、

睡眠満足度高く、不眠症率が低い

体を動かすと適度に疲労が溜まる以外に、

ストレスを発散させるリラックス効果も期待できるからこれは注目したいですね。

 

運動が好きになれば一番ですが、

お金もかからず最も気軽に取り組める睡眠障害対策かなと私は思います。

 

コスパ最高です。

 

健康意識がよほど強く、きまった運動習慣、

細かいセルフチェックを行っている人だけが、

睡眠満足度が高く、不眠症の疑いが低い、と示唆される

ほとんどの人が睡眠に不満を持っていたり、

不眠症の疑いがある理由がここにあるのではないかと思ってしまう。

 

本当はここまで意識高く行いたいけど、多くの人は難しいでしょう。

 

私も比較的というだけで、ここまで高い意識と習慣は持っていません。

 

だからこそ、睡眠さんと良い付き合いをしていかないといけないのかなとも思ってます。

 

まとめ

こうやって改めて考えてみると、

本当にちょっとしたことの積み重ね。

 

なのに、その積み重ねが毎日のように、

押し寄せてくるから、最初は騙し騙しやってても、

いつかその騙しも誤魔化せきれなくなってしまう。

 

そんな典型的な例が、

睡眠障害、不眠症だということでしょう。

 

きっかけを与えてしまうと、

悪循環にハマって抜け出せなくなると、

改めてハッとしてしまいました。

 

例え、今がどうあれ、

気づいた時から始めてみましょう。

 

私も記事を通して、

一緒に応援しますからっ!

 

って、人のこと言えたような立場じゃありませんが。

 

他にこんな記事書いて欲しいという要望などあれば、

ぜひ、コメントください〜

 

註釈

*1; アテネ不眠尺度 世界保健機構(WHO)が中心になって設立した「睡眠と健康に関する世界プロジェクト」

が作成した世界共通の不眠判定法。8つの質問に対する回答を最大24点で数値化し、 その点数により不眠症であるかの診断を行います。

次に示す項目で過去1か月間に少なくとも週3回以上経験したものについて、チェックしてください。

各選択肢の点数の合計を基に、不眠症であるかの診断を行います。

【診断基準】

0~3点 : 睡眠障害の心配なし。
4~5点 :不眠症の疑いが少しあります。 6~24点 : 不眠症の疑いがあります。

1寝つき  2中途覚醒  3早朝起床  4総睡眠時間  5睡眠の質

6日中の気分  7日中の活動  8日中の眠気

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