二度寝注意報発令中?二度寝のデメリットや対策を解説します。二度寝は夢(悪夢)が増えるってホント?二度寝で頭痛が起きる人の共通点とは。二度寝にはメリットもあり、効果も実感している人も多いはず。二度寝防止(アプリ)は特集記事をどぞ …
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第1回 二度寝は危険?リスクを知れば二度寝しない【メリット・デメリット比較】
第3回 二度寝防止!もう頭痛も怖くない対策グッズ・アプリまとめ
平日の朝は、目覚まし早めについつい二度寝。
休みの日は、気の済むまでゆっくり二度寝。そんな毎日を過ごしている人は注意です。二度寝は習慣みたいなもので、たまたま二度寝するということは、よっぽどありません。二度寝する人は、多くの場合で毎日二度寝をしています。とある調査(20~30代)では、二度寝をする人は、2人に1人。二度寝を毎日する人は3人に1人という、驚きのデータもあります。
二度寝は辞めたい、そう思っている人にとって、今日からの二度寝特集は朗報でしょう。二度寝を様々な角度から徹底分析、二度寝の全てをお届けします。
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そもそも二度寝とは
二度寝は主に冬などの寒い日の早朝に起こりがちで、眠りの浅いレム睡眠時に二度寝してしまいます。
完全に目が覚めた状態ではなくまどろんでいるときなので、二度寝が習慣になってしまうと、つい無意識に二度寝してしまいます。二度寝は、浅い睡眠状態であり、聴覚などが浅く遮断されます。その結果、身体が浮き上がるような快感を得ることができるので、睡眠惰性(まだ眠りたい)の効果と相まって二度寝してしまいます。
まさに二度寝は、この快感に対する欲望の中毒症状だと言っても過言ではありません。
二度寝にも良さはある
一方で、二度寝には悪い面ばかりではありません。
二度寝をする際には先ほどお話した快感を伴います。その快感によって、体内では抗ストレスホルモン「コルチゾール」がたくさん分泌されます。コルチゾールはストレス耐性を担うホルモンと言われ、一般的に目覚める1~2時間前から急激に分泌が盛んになります。二度寝はこのコルチゾールの分泌をさらに促してくれるので、日中のストレス耐性を上げる事が出来ます。
また、二度寝をしているとリラックス効果を促すアルファ波の影響が強くなり、脳内麻薬の一種であるエンドルフィンが分泌されます。エンドルフィンは、自分の好きな音楽や小川のせせらぎなど、心地よい音を聞いたときに多く分泌され、心身の緊張を和らげ、ストレスを軽減する効果があるんです。
ただ欲望に任せて二度寝をするだけで、小川のせせらぎを聞くのと同じ効果を受け取れるんです。
やっていい二度寝、やってはいけない二度寝がある
いくら二度寝に良さがあるといえど、先ほどお伝えした二度寝の良さ(メリット)は5分で十分で最大限の効果を発揮してくれます。
二度寝を10分以上してしまうと、本格的な深い眠りへと入ってしまうので二度寝の良さすら無くなってしまいます。二度寝は仮にやっても一度だけ、三度寝・四度寝が一般的に広まっていない理由がここにあります。
二度寝のリスク(デメリット)
二度寝にはリスク(デメリット)があります。
メリットを短時間の二度寝で受容するのが1番、賢明ですが二度寝は麻薬みたいな中毒症状に近い依存性がある事も否定できません。そういう場合でも二度寝のリスク(デメリット)は知っておいて損はありません。
睡眠リズムが崩れてしまう
二度寝をしてしまうと通常は起床前には陥らないノンレム睡眠(深い眠り)に陥りやすくなってしまいます。
ノンレム睡眠の特徴は、体ではなく脳そのものが眠ってしまうため、起きるのがますます辛くなってしまいます。しかもこのリズムは90分前後が1セットなので15分や30分程度の二度寝でこのサイクルは突破できず、二度寝三度寝しても睡眠惰性(まだ眠りたい)はリセットできません。
体が怠くなる
後ちょっと、もう少しだけ眠りたいと自分がいくら思っても、二度寝をする行為は、もう一度本格的な眠りに入るという行為だと脳や身体は認知してしまうんです。
一般的に、人は起床する時間帯になると体温をどんどん温め覚醒の準備を自動的に行います。しかし、二度寝をしてしまうと逆の機能(体温をどんどん下げる)を開始してしまいます。
自律神経も起床のために活動方向に向かっていたものが、二度寝をした瞬間から休息方向へと向かいます。その結果、自律神経のバランスが崩れてしまうので、体温の上昇も阻害され寝起きが悪くなり体が怠くなってしまいます。
これは、スヌーズ機能を使ったアラーム目覚ましにも言えることで、何度も二度寝をしながらスヌーズ機能で起きた場合、体が怠くなる原因がここにあります。
習慣になってしまう(辞めれない)
二度寝は快楽に対する欲求の中毒症状だと言いましたが、これは決して大袈裟なことではありません。
いわゆる依存症に近い症状で、タバコやアルコールのように、自分の意思に反して辞めることができなくなります。
1日のスタートが台無し
起床とは1日のスタートです。
そのスタートを出来るだけ気分の良い状態で迎えたいと思うのは誰しも同じでしょう。起床時間をこれ以上遅らせることができない場合(出勤など予定がある場合)、起きた時点の気分が最もベストな状態であって二度寝をしたからといって、これ以上良くなることはありません。
二度寝して目覚めが良くなると思っているのは思い込みです。万が一、あるとすればたった1度のチャンス5分だけの二度寝でしょう。それでチャンスを掴めなければ、諦めて自分の体調を受け入れて起きるしかありません。
それ以上、二度寝するとより気分が悪くなってしまいます。
まとめ
起きる時間が決まっている場合、何度、二度寝をしても睡眠惰性(まだ眠りたい)はいつまで経っても解消できないということ。
ようは、二度寝して目覚めが良くなると思っている思い込みがあれば、その思い込みは改める必要があるかもしれません。二度寝が全ていけないと言っている訳ではありませんが、間違った二度寝をして良いことはありませんからね。
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あとがき
私はどちらかと言うと寝坊助で、二度寝は好きな方です。
ただ私が二度寝するのは、1度のみ5分だけ。それ以外で二度寝する場合は、1セット90分前後の二度寝ができる場合のみ、と二度寝のルールを決めています。二度寝のルールを決めて以降、朝起きるのが辛いなと思っても、二度寝したらもっと辛いから起きておこうか、となってしまいました(笑)
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