睡眠ノウハウ

寝つきが悪いなら、サバイバルから学べ!120秒で寝る方法

寝つきが悪い最悪の環境を知っていますか。兵士というのは極限の状況でも休息を取れなければ、死に直結してしまう仕事。この寝つきメソッドは、サバイバルの中から生まれたテクニックです。アメリカ海軍のお墨付きで、シンプルでお金もかからず、誰にでもできる寝つきが悪い時に使えるテクニックを紹介します…


*2019/1/24 追記

寝つきが悪いというのが、たまにであれば何の問題もないのですが、それが慢性的に寝つきが悪い場合は黄色信号です。

不眠症という言葉を聞いたことがあると思いますが、

  • 入眠障害(寝つきが悪い)
  • 中途覚醒
  • 早朝覚醒
  • 熟眠障害

以上の4つに分けられます。

その中でも最も人数が多いのが、入眠障害(寝つきが悪い)です。

入眠障害に関する記事はこちらでも書いていますので、気になった人はどぞ。↓

今回ご紹介するのは、アメリカ海軍が船上で兵士たちが、寝つきが悪い際に密かに実践している方法です。

例えば、海軍で言うならば潜水艦の兵士たちをイメージしてみてください。平気で1週間以上も潜水し日の光を浴びないので、体内時計は狂い、しかも海の底という精神的ストレス、挙げ句の果てには極度に狭い寝室、寝つきが悪いのも納得できます。

一般人に比べれば睡眠環境は最悪中の最悪、しかし兵士というのは極限の状況でも休息を取れなければ、死に直結してしまう仕事です。ようは、寝つきが良い悪いで命をも左右されてしまうと言っても過言ではありません。

戦時下でないにしろ、寝つきが悪い時に使うこのノウハウは、サバイバルの中から生まれた寝つきメソッドと言えるでしょう。寝つきが悪いなと思う人は、一度試してみてる価値はあります。

寝つきが悪い軍人たち(開発秘話)

そもそも軍人にとって、戦争に限らず作戦行動中の軍事的な活動をしている時に、睡眠はかなり贅沢な行動だということ。(寝る暇を惜しんで作戦をしている訳ですから)

そもそも、寝つきが悪い何て言ってられません。人間にとって眠らずに行動することはできません。寝つきが悪いからと言って睡眠不足になると、体力の消耗を早めるだけでなく、生死を分けるかもしれない決断に影響を与えてしまう、ことだってあり得ます。

実際に、第二次世界大戦のアメリカ戦闘機のパイロットが、あまりのストレスで寝つきが悪いため不眠になってしまい、作戦上、致命的な誤りを犯してしまいます。なんと友軍を自分自身が撃墜してしまったのです。そこから、アメリカ海軍の航空学校が寝つきメソッドを開発したのです。昼夜問わず、寝つきが悪い時でも2分以内に眠る方法を。

実際にこの方法は科学的な根拠があって、6週間の調査期間内を設けてデータ化に成功して、全パイロットの96%が2分以内に眠れたという。正直、母数がわからないので信じ難いものはありますが、極度のストレス環境の中で寝つき成功率96%とは驚異の数字です。

寝つきが悪い時に使うテクニックとは

寝つきが悪い時に使えるメソッドは、大きな目標が2つあります。

  1. 体を手足の先までリラックスさせること
  2. 心を鎮めるため必ず最後に10秒間ほど間をとること

たったこれだけ?

という人もいるかもしれませんが、真実というものはいつだってシンプルな場合が多いんです。寝つきが悪い時に使えるメソッドの目的は、先ほどお伝えした目標を達成して体と心を、完全にリラックスさせることに焦点を当てています。

また、寝つきが悪い時にいかなる状況でも、(道具など環境による条件がなく)実践できることが軍御用達の寝つきメソッドの特徴です。しかしながら、体を手足の先までリラックスさせろと言われても、多くの人たちが実際にどうやれば良いのか、疑問に思うことでしょう。

ここでは、実際にアメリカ海軍で教えられている内容を、あくまで簡略化して紹介します。

寝つきが悪い時に使えるメソッド(具体的な手順)

実際の手順を紹介します、たったの5ステップで単純です。

  1. 顔の筋肉全体をリラックスさせる(舌・あご・目の周りの筋肉など深呼吸をしながら力を抜く)
  2. 両肩の力を抜きだらりとする(片側ずつ数回ほど繰り返し力が抜けたことを確認する)
  3. 両腕の力を抜く(利き腕の上腕二頭筋から前腕へと力を入れたり抜いたり繰り返し力の抜く感覚を身につける)
  4. 胸に意識を向け、息を吐く(深呼吸・ロングブレスのように吐く方を意識する)
  5. 太腿(もも)・脹脛(ふくらはぎ)・足首の順に力を抜き、ふくらはぎの力を抜く(力を入れ、力を抜くを繰り返し力の抜く感覚を身につける)

いま紹介した5つのステップを、慣れてくれば90秒ほどで出来るようになります。

そして、最後に10秒間の間を置き、頭の中をリセットしましょう。リラックスできるイメージが持てないと、せっかくほぐした体全体の筋肉がまた緊張してしまいます。ここで大切なのは10秒間のイメージです。

この寝つきメソッドを開発した、Bud Winter 氏が提案している寝つきが悪い時のイメージトレーニングはこちら。

静かな湖に浮かんだカヌーに横たわり、頭上に青空が広がっているところをイメージする

真っ暗な部屋、快適なソファの上で、気持ちよく寝そべっているところをイメージする

「考えない、考えない、考えない」と10秒間、繰り返し唱える

仮に私がイメージするならば、アニメで出てくるような森のシーン。

そう、、、

「森のピアノで、ピアノを弾いている主人公の姿」

「となりのトトロで、トトロがオカリナを吹いてる姿」

私の場合は、森と素敵な音楽が、頭をリセットしてくれるのかもしれません。

まとめ

アメリカ海軍ではなく、アメリカ陸軍では睡眠(寝つきが悪い時)の最も重要なことは、

自分に効くやり方は原因に合わせてこそ効果を発揮する

と言っているくらいですから、寝つきが悪い場合は原因の追求は必須でしょう。

誰もが今すぐ実践できる寝つきのアイデアを、今日もお届けできたような気がします。今夜も良い夜を!

寝つきが悪い原因と対策が知りたい場合はこちらでも詳しく説明しています。↓

あとがき

この寝つきメソッドはアメリカの書籍にも詳しく書かれているので、興味がある人はどぞ。(翻訳版はありません)↓

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