うつぶせ寝

寝方

うつぶせ寝は赤ちゃんと大人で違う?【正しいうつ伏せ寝】

うつぶせ寝は赤ちゃんは絶対NG。大人は枕を使って正しいうつ伏せ寝をしないと逆効果です。赤ちゃんはいつから、うつぶせ寝が許されるのか(うつぶせの練習も)、うつぶせ寝の枕(クッション)の選び方、ニトリの枕が何故人気なのかなどうつぶせ寝の特集記事です …


寝方の特集記事の目次はこちらからどぞ。↓

第1回 腰痛は寝方で決まる!【その理由とメカニズム】

第2回 仰向けで腰痛は悪化!【原因と対策まとめ】

第3回 仰向けで腹痛を感じる、放っておくと危険?

第4回 仰向けで寝るコツと方法【メリットとデメリット】

第5回 仰向けで寝るなら知らないと損!

第6回 仰臥位とは【素人でもわかる仰臥位の教科書】

第7回 仰臥位低血圧症候群は放っておくとダメ!【妊婦必見】

第8回 仰臥位の全て【徹底解説】

第9回 横向き寝、知らずに寝ると損をする?

第10回 横向き枕で失敗しない3つの選び方

第11回 横向きで寝るメリットとデメリットまとめ【徹底解説】

第12回 側臥位とは【素人でもわかる側臥位の教科書】

第13回 うつぶせ寝は赤ちゃんの窒息・突然死など危険あり!

第14回 うつぶせ寝で選びたい枕【メリットとデメリット】

第15回 うつ伏せ枕で失敗しない選び方

第16回 うつぶせ寝は赤ちゃんと大人で違う?【正しいうつ伏せ寝】

 

うつぶせ寝は少数派です。(全体の8.2%)

うつぶせ寝は、デメリットばかりに注目されがちですが、実はメリットも少なくありません。何事も、どちらかではなくどちらとも知って判断することに価値や意味があると思いませんか。

何かしらの悩み(無呼吸症候群・いびき・不眠症など)があれば、うつぶせ寝を積極的に試してみる価値はありますよ。

うつぶせ寝とは

うつぶせ寝

うつぶせ寝は動物本来の眠り方です。

うつぶせ寝は、私達が産まれるまで母親のお腹で眠る姿勢に近いと言われています。赤ちゃんがうつぶせ寝(抱っこを含め)で眠りやすいのは、動物として最も安心感のある寝方だからという意味合いもあります。

実際に、野生動物の多くは、うつぶせ寝で眠ります。人の寝方で最も多い仰向け寝は人間しか行いません。進化の過程で違いこそあれど、共通した原始的な眠り方であるうつぶせ寝は遺伝子に刻み込まれた安心感を呼び起こしてくれます。

うつぶせ寝で眠らない人でも、エステやマッサージなどで、うつぶせ寝をした時に急に眠くなるのは、うつぶせ寝(姿勢)がリラックス効果を高め眠りに落ちてしまうのです。急所である前面(顔・お腹など)を隠すことで無意識的に安心感を高めてしまうようです。その証拠に、仰向け寝でもタオル1枚でもお腹にかけるだけで安心感を感じて眠りやすくなります。

また、うつ伏せ寝にはもう1つ、睡眠の質をワンランク上げてくれるメリットが隠されていますので、後ほど順番に説明します。

うつぶせ寝、赤ちゃんは絶対ダメ

うつぶせ寝

うつぶせ寝は赤ちゃんにとって危険です。

危険性は大きく2つで「窒息」と「突然死」です。うつぶせ寝による窒息は、消費者庁からも警告されていて、直近5年間で就寝時のうつぶせ寝による窒息死事故が160件も起きています。

また、突然死は正式名称を、乳幼児突然死症候群(SIDS)と呼びます。SIDSは、何の予兆や既往歴もないまま乳幼児が死に至る、原因の分からない病気で、 窒息などの事故とは異なります。しかし、うつぶせ寝を赤ちゃんにさせる事でSIDSの確率が高まる事は、米国小児科学会(AAP)でも以前(2006年)から警告されています。日本国内では、毎年100件前後もSIDSが発症しています。

赤ちゃんのうつ伏せ寝、いつからOK?

うつぶせ寝

赤ちゃんのうつ伏せ寝は1歳からです。

これは、厚生労働省の見解ですが、もちろん個人差があります。基本的な考え方として、うつ伏せ寝は赤ちゃん自身で寝返りが出来るようになってからというのが一般的です。これは、米国国立衛生研究所(および米国小児科学会)による見解です。

赤ちゃんの成長や季節によって寝返りをし始める時期にズレがあります。早ければ4ヶ月から、遅くともほとんどの赤ちゃんが8ヶ月になると寝返りを習得しています。ようは、月齢ではなく、寝返りの習得によって判断する必要があるため、注意深く観察しておきましょう。

うつぶせ寝は寝返りができる赤ちゃんが自然に行うことだという事を知っておいて損はありません。

うつぶせ寝の練習はした方がいい?

うつぶせ寝

うつぶせ寝ではなく、うつぶせは練習した方が良いと言われています。

「うつぶせ」と「うつぶせ寝」は違います。「うつぶせ寝」は窒息やSIDSのリスクがあるため、練習を含めやってはいけません。ここでお話するのは、「うつぶせの姿勢」になることです。

赤ちゃんはうつぶせになると、頭を持ち上げようとしたり手を伸ばしたりしようとして、背筋や肩や首の周囲の筋力を使います。そのため、運動面での発達が自然と促されます。

一方で、デメリットもあり、ゲップが出やすくなってしまいますが、うつぶせの練習は首のすわり、寝返りを促したり、呼吸が深くなるなどメリットの方が多く、うつぶせの練習をおすすめします。

目安は1ヶ月前後から、10〜30秒ほど練習し、慣れて来た事を確認しながら徐々に時間を延ばしてゆきましょう。

うつぶせ寝を防止したいなら

うつぶせ寝 赤ちゃん

うつ伏せ寝を防止する事は、常に見守る事です。

しかし、現実的に24時間体制で見守るにも限界があります。ここでは、うつぶせ寝を防止するのは自然な行為のため強制する事は難しいため、窒息やSIDSを防止する方法は3つです。赤ちゃんに厚着させない、赤ちゃんの寝るベビーベッドに必要ない物を置かない、赤ちゃんは必ずベビーベッドに寝かせる。

何故、防止案はこの3つなのかなど詳しい解説はこちらの記事をどぞ。↓

うつぶせ寝、大人は一長一短

うつぶせ寝

大人にとってのうつぶせ寝はメリットもあり、デメリットもあります。

まず、うつぶせ寝の良い所は大きく2つです。寝つきが良い事、眠りが深くなりやすい事です。なぜ、うつぶせ寝は寝つきが良いのかは、「絶対的な安心感にある」という事を冒頭に説明しました。また、うつぶせ寝が眠りが深くなるのは十分な呼吸量を確保しやすい寝方のためです。

うつぶせ寝は睡眠中の舌の脱力による気道の確保、横隔膜を運動させ腹式呼吸を促すことから、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療や寝たきりの人向けにバイタルや呼吸管理の視点から生まれた経緯もあるほど、他の寝方よりも睡眠中の呼吸量を確保しやすいと言われています。

勿論、いびきに悩んでいる人にも即効性のある寝方です。また、寝つきが悪いなど入眠障害に近い不眠症を抱える人は寝方を変えるだけで、改善する事もあります。どちらにせよ、即効性が期待できる寝方です。一方で、うつぶせ寝にはデメリットもあります。代表的なデメリットは、

  • 不自然な首の骨になってしまう事による首こり・肩こり
  • 顎関節への負担(頭の重さ)による顎関節症の危険性
  • 顎や歯への負担(頭の重さ)による噛み合わせや歯並びの悪化
  • 腎結石になりやすい(統計データで現段階では可能性のみ)
  • クーパー靭帯への負担による胸の下垂・型崩れの可能性
  • 顔面に枕などが密着するため肌荒れの可能性

などがあります。

うつぶせ寝は、枕を使う事でこのデメリットも軽減できますが、うつぶせ寝の特徴とも言えるため完全に回避する事はできません。

うつぶせ寝は枕が必須

うつ伏せ 枕

うつぶせ寝は枕が必須です。

うつぶせ寝にとって、枕とは命(肝)と言っても過言ではないほど、うつぶせ寝は枕が押さえるべきポイントです。

うつぶせ寝をもともと推奨し始めた第一人者は、日野原重明 氏です。ピローオハラという日野原式のうつぶせ寝枕が発売されていましたが、亡き日野原氏の後、在庫はなく発売が再開されていません。

うつぶせ寝に限らず、枕の選び方はオーダーメイドをしない限り、高さ調整ができる枕であることが絶対条件です。また、うつぶせ寝専用など、1つの寝方に特化した枕は極力避けるべきです。

睡眠中に人は寝返りを最低でも数十回(平均24回)ほど行います。ようは、寝つきはうつぶせ寝でも、睡眠中はどんな寝方になっているかわかりません。寝返りは一般的に女性よりも男性の方が多いので、枕の違和感はよりダイレクトに影響してきます。そのため、一般的な形の枕が最もおすすめする理由です。

うつぶせ寝の枕の選び方は詳しくこちらの記事で説明しています。↓

うつぶせ寝の枕はニトリ一択

うつぶせ寝 枕

うつぶせ寝の枕はニトリに人気が集まっています。

長い間、人気があるには、やはり理由があります。先ほど、日野原式の枕(現在は発売されていません)を少し紹介しましたが、日野原式のうつぶせ寝の枕は羽毛です。

羽毛枕のメリットは、うつぶせ寝の枕に必須な通気性、そして寝返りをして寝方がうつぶせ寝から変わっても邪魔にならない大きさと軽さというコンパクトさがあります。そのため、羽毛枕は枕の素材でも高級品ですが、ニトリならば格安で手に入ります。

一般的に、うつぶせ寝に使う枕は、胸よりも低くしますので高さの調整昨日は必須です。ニトリラインナップの中で、羽毛枕で高さ調整できる枕は「ホテルスタイル枕 プレミアム」しかありません。また、ニトリは実店舗があるので、一般的な通販と違って実際に枕の高さや沈み具合を試してみてから購入できるのも大きなメリットです。

うつぶせ寝と枕について詳しくはこちらの記事で説明しています。↓

うつぶせ寝は胸にクッションを

うつぶせ寝

うつぶせ寝は枕の他にクッションが必要です。

正しいうつぶせ寝は、前傾側臥位(ぜんけいそくがい)です。妊婦の人には馴染みがあるかもしれませんが、別名シムス位です。具体的な、正しいうつぶせ寝とクッションの使い方を紹介します。

  1. 左を下にややうつぶせ気味で横向きに寝る(足の間にクッションを挟むと楽)
  2. 下側になった足を少し後ろに下げる
  3. 上側になった足を少し前に出して曲げる
  4. 下側の手は背中の方にまわして置く
  5. 上側の手は前に軽く添える。腕は曲げ、手は顔の下へ

顔を左右どちらか向きやすい方に向けて、うつぶせ枕の端(うつぶせ枕なしの場合はバスタオルなど)に顔を乗せます。

顔を向けた側の手を曲げ、顔の前に置きます。すると、胸の下に空間ができるので、ここにクッションや丸めたバスタオルを入れます。うつぶせ枕は、胸の真ん中より顔を向いた側に寄せて入れましょう。顔を向いていない側の腕は、体に沿うように伸ばし、体はうつぶせ寝になります。

うつぶせ寝のポイントは、胸側のクッションの方が頭の枕より少しだけ高めにすることです。正しいうつぶせ寝になると、頭からお尻にかけて綺麗なアーチができ、効率よく呼吸ができるようになります。

まとめ

うつぶせ寝は赤ちゃんと大人では大違いです。

赤ちゃんの場合、知らなかったではすまされません。というか、きっと本人が後悔するはず。一方で、大人のうつぶせ寝は1割しか取り入れていない寝方で賛否両論ありますが、枕を使って正しいうつぶせ寝をすれば、使い勝手の良い寝方に違いありません。

特に、何かしらの悩み(無呼吸症候群・いびき・不眠症など)があれば、積極的に試してみる価値はあります。

次の寝方シリーズはこちらからどぞ。↓

まとめ

うつぶせ寝に慣れている人からしたら、他の寝方で眠るなんて考えられないでしょう。

その逆も然りで、やっぱり自分が慣れ親しんだ寝方を極めるのがストレスを感じない最も自然な方法だと思いますっ

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