ボーズが9月6日(木)不快なノイズをマスキングする
独自の技術を搭載した「 BOSE NOISE-MASKING SLEEPBUDS™ 」
を発表・発売した。
Boseが
「快適に眠ること」
を徹底的に突きつめた結果、生まれたイヤホンというか、
ワイヤレスの耳栓。
睡眠時のノイズを抑え、
快適な睡眠をサポートしてくれる。
カラーはホワイトのみ。
注意したいのは、ワイヤレス耳栓であって、
音楽が聴けるものではないので、
睡眠時や集中したい時専用ということ。
今回の記事は馴染みがないのでイヤホンと言いますが、
間違わないように。
なので、イヤホン単体で耳栓として使え、
スマホとのリンクは必須ではないということ。
ただ、実際にはサウンド選択でリンクして使うでしょう。
税別価格は3万円(税込32,400円)。
目次はこちら
特に、いびきには効果的
研究の結果、日中のノイズ対策と、夜間のノイズ対策は違うもの。
就寝する夜間では、隣の人のいびきや、犬の鳴き声、サイレン、
タクシーのクラクション、ホテルのエアコン、製氷機、エレベーターの音など、
ほんの小さなノイズであっても「耳に入るあらゆるノイズが耳障りになる。
BOSE プロダクトマネジメント部 大久保淳 部長
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パートナーのいびきに悩まされている人には朗報。
私も家族のいびきには随分と悩まされたことがあります。
寝室を別にしたいという願望は昔からあったものの、
現実的には難しい、、、なんてことは日常茶飯事でした(笑)
個人的に想定するシュチュエーション
- 寝室が一人でない場合(いびきなど)
- 寝る環境が落ち着かない(飛行機、ホテルなど)
起きている時の遮音はノイキャンの方がいいような気がします。
そもそも好きな音楽を聞けないし、急な電話にも出れないから。
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SLEEPBUDS 売りの機能はコレ
睡眠という大きな問題を解決するボーズのソリューションで、
数百万という人の生活を変えられると考えています。しかも、とてもシンプルに。
BOSE ウェルネスカテゴリーディレクター Brian Mulcahey
今回のイヤホンには、
ノイズキャンセリング機能はついていません。
その代わりに、
ノイズマスキング技術という機能が搭載されています。
簡単に言えば、
騒音管理、音響学、音響心理学などを駆使して、
いびき、近隣の騒音、犬の鳴き声、そして交通騒音などの周波数に合わせ、
プリインストールされたサウンドによって打ち消すという仕組みです。
サウンドは、「sleeptrack」と呼ばれ、10種類から選べます。
穏やかな波の音、回転するタービン、木の葉のざわめきなど
(ソフトウェアアップデートで、サウンドの追加も予定)
イヤーピースによる高い遮音性能と、
長時間装着の最適化によってより良い眠りを毎晩、
一晩中サポートしてくれます。
専用アプリとの連携
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Bluetooth Low Energy(BLE)を搭載し、
iOSとAndroidに対応。専用のアプリ「Bose Sleep App」を使って、
コントロール、設定の変更ができるほか、
目覚まし用アラームや、Sleeptrackの選択、
環境に合わせたボリュームの調整などもできるようになっています。
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イヤープラグにはスマートホンやタブレットへの安定した接続を維持するため、
レーザーエッチングによるアンテナを装備。
内部にはバッテリ、極小のトランスデューサ、
ノイズマスキング用サウンドファイルを保存する
フラッシュメモリを搭載した超小型の回路基板を搭載。
スペック
- 左右分離型
- イヤーピースを除いたイヤフォンの重量1.4g
- 縦横ともに1cmのコンパクトボディ
- 使用時間は最長16時間
- イヤーピースは3サイズを同梱
- アルミの充電ケースケースだけで1回分のフル充電が可能
- 本体には防滴加工
- 1度のフル充電に約8時間かかる
開発の裏話
騒音管理、音響学、音響心理学、電子回路微小化、
ワイヤレスヘッドフォン、神経学に精通した人材によるチームを編成。
クラウドソーシングサービスを活用、
約3,000人にプロトタイプを使ってもらい、
意見を集めるなど、新たなジャンルの製品に挑戦したという。
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販売前にはクラウドファンディングで
Bose sleepbudsは2017年11月に、
クラウドファンディングサービスのIndiegogoで発表され、
スタートからたった6日間で完売。
北米/カナダでは2018年6月から先行発売された後、
ついに今月9月に日本上陸という流れ。
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あくまで安眠支援ワイヤレス耳栓
入眠サイクルをコントロールしたり、
深く眠りに就いている状態(ディープスリープ)を維持するための機能は未搭載。
心拍など生体データを取得するためのセンサーも未搭載。
ようは、睡眠の導入時のみ支援してくれるタイプ。
寝つきが悪いなど特定の悩みをストレートに解決してくれる訳で、
個人的な評価は、それ以上の活用は今のところ見出せていません。
メリット・デメリットまとめ
メリット
- ここまで小型でノイキャンではないけどノイズマスキングしてくれるのは他にない
- サウンドのバリエーションは今後も増えていく
中立
使用時間は問題ないが、充電時間に物足りなさを感じる
デメリット
- 起きている時に使うなら、ノイキャンありの製品の方が使い勝手がいい
- 完全独立型のワイヤレスイヤホンなら同じで、ベッドの隙間など行方不明になりがち
- なんといっても価格が高い(機能を考えても9,800円くらいなら耳栓代わりにアリかも)
まとめ
- 一般的な耳栓ではブロック出来ないような音を遮音してくれる
- 完全遮音耳栓は怖いけど、これなら睡眠と安全性を両立
- 装着時のストレスが極限まで下げられている
他のノイキャンイヤホンに比べかなり小型化、
そして装着感は一番しっくりくる。
あくまで自然な眠りをサポートしてくれることに期待できる。
そういったコンセプトなら、
ノイキャンで不自然な静寂を作り出すよりよっぽど良い。
実際に、現代では睡眠時の理想的な状態は、
無音だと生物学的に脳が緊張を感じてしまうらしい。
そのため、リラックスした眠りにつけない。
睡眠時のホワイトノイズ が流行っているのも、それが原因。
個人的なネックはやはり値段だろう。
追記;2018年11月11日
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BOSE社が満を辞して発表した NOISE-MASKING SLEEPBUDS ですが、
なかなか価格が下がりません。
ガジェット好きなので、
つい欲しくなってしまうんですが、
ネックはやっぱり価格。
耳栓で3万出せるか。
私がもしこの価格でも買うならば、
やはり環境の変化しかありません。
例えば、
旅行や出張などが多く、
騒音が比較的多い環境で、
寝ないといけないケースが増えれば、
間違いなく買います。
フライト中、
ホテルでは必要無いかもしれませんが、
ゲストハウスやカプセルホテルなどが、
多ければすぐにでも買うでしょう。
私はノイキャンヘッドホン(ノイズキャンセル)があるので、
寝る以外の移動中の騒音カットは全てSLEEPBUDSと
用途が被っているので使いたいと思える環境が、
かなり限られてしまうんですよね、、、








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