睡眠麻痺とは睡眠時に訪れる金縛り。対処法は睡眠麻痺の初期段階で力を入れること。治療法(予防)は横向きで寝るようにし、改善しない場合は病院(心療内科)などへ受診することも考えましょう …
ナルコレプシーの特集記事はこちら ↓
第1回 ナルコレプシーのセルフ チェック法!居眠り病の可能性も!?
第2回 ナルコレプシー と は?【健常者の眠気との違い・リスク】
番外編 その1 睡眠麻痺はトラウマになる【対処と治療まとめ】
番外編 その2 入眠時幻覚が怖い!【恐怖の実態と現実】
第5回 ナルコレプシーの病院選び【2018最新版・都道府県別】
睡眠麻痺は一般的に金縛りとも呼ばれ、私は個人的に大嫌いな症状の1つです。
もうこれにはトラウマに近い恐怖感を感じていて、もともと怖がりなのか幽霊などの心霊現象だったら、とオカルト的な発想さえ持ってしまいます。そんなイメージの悪い、睡眠麻痺のメカニズムを知って、少しでも睡眠麻痺への対策ができる、今日は睡眠麻痺の特集です。
目次はこちら
睡眠麻痺(反復孤発性睡眠麻痺)とは
一般的には金縛りとも呼ばれ、ナルコレプシーなどの病気でないのに、睡眠麻痺を繰り返す症状を反復孤発性睡眠麻痺と呼んだりします。
人の睡眠は深い眠り(ノンレム睡眠)と浅い眠り(レム睡眠)の繰り返しで、眠りにつくとまず深い眠りで脳を休めます。この時、身体はまだ覚醒状態にあり、浅い眠りで脳を覚醒させ記憶の整理と身体の休息を行います。
ところが、浅い眠りのタイミングで目覚めたのに身体の覚醒スイッチが入らない時があります。すると、身体や四肢は当然ながら、頭が動かせない、または話せない状態になってしまい恐怖を感じてしまいます。通常であれば思春期(10代~20代)に多く発症しますが、稀に晩年まで持続するケースも報告されています。
睡眠麻痺(金縛り)に関しては、こちらの記事で特集もしていますのでどぞ。↓
睡眠麻痺の恐ろしさ
睡眠麻痺で怖いのは幻覚です。
人によって体験は異なりますが、目に見えるほど具体的な映像として現れることもあれば、誰かや部屋にいるまたは何かが近くにあるという漠然とした感覚として現れることもあるようです。
幻覚には3つのタイプがあり、
- 部屋に侵入者がいる
- 胸または背中が押しつぶされる感覚
- 飛んでいるまたは浮かんでいる感覚
こういったことが寝ている深夜に起きているんですから、女性は勿論のこと男性でも恐怖を感じてしまいます。
幽霊だけではなく泥棒かもしれません。
睡眠麻痺でなくとも、夜中に目が覚めて第三者が寝室にいるというのはトラウマになってしまうほどの恐怖を記憶に刻み込みます。
睡眠麻痺の原因
ナルコレプシーの主症状としても知られ、それ以外に躁うつ病との関連や、抗不安薬の使用、睡眠時こむらがえり(睡眠中の足つり)などを睡眠麻痺の原因として挙げる研究もあります。
睡眠麻痺は、レム睡眠の要素が覚醒状態まで持続する解離的な状態の一例とされており、夜間に無理矢理起こされた後に訪れるレム睡眠によって誘発されます。寝ている時に途中で起こされる事に慣れていない人や、仰向けで寝ている場合に体験しやすいと言われています。
統計的には女性に多く、金縛りは遺伝という説もあり、特に母方の遺伝が多いようです。
一般的な金縛りの原因についてはこちらの記事で詳しく説明しています。↓
睡眠麻痺の対処法
睡眠麻痺によって恐怖を感じてしまいパニックにならないために、睡眠麻痺を解く方法で効果的な方法をまとめて見ました。
- 腕または脚を動かしてみる
- 口など、その他の身体の部位を動かしてみる
- ポジティブな思考、祈り、または深呼吸などでリラックスを試みる
睡眠麻痺を何度も経験すると、睡眠麻痺になる瞬間を自覚できるようになる場合が多く、できるだ睡眠麻痺になった初期段階で手足を動かすなどアクションを起こすことで睡眠麻痺を解く確率が上がります。
無理に筋肉を動かそうとするのではなく、逆にリラックスさせることで、再び眠りにつきやすくするアプローチも効果的です。
睡眠麻痺の治療
睡眠麻痺は夜更かしや夜勤などの不規則な睡眠・覚醒スケジュールの生活やストレスで誘発されやすく、また若い人に多く出現しやすく、仰向けで寝ると起りやすいこともわかっています。
このことから、家庭で行える治療とすれば規則正しい生活と日頃のストレスマネジメントによる正しい睡眠習慣の確立、そして横向きに寝ることを意識することが睡眠麻痺の予防となり、年齢とともに頻度も減ってゆきます。
睡眠麻痺の病院
睡眠麻痺の初診に適した診療科目は、心療内科・神経科・脳神経外科です。
睡眠麻痺の口コミ
私は、頻繁に睡眠麻痺にあうのですが、ほとんどの場合で予知(?)します。
睡眠麻痺にあう数秒前に『あ!睡眠麻痺になる』と思う程度なんですけどね。ちなみに、毎回体を締めつけられるような感覚はありますが、不思議なものを見たり、感じたりしたことはありません。
睡眠麻痺は『体は眠っている(脱力している)が、脳は活動している状態』と言われていますが、夢を見ていたり、しっかりと脳が覚醒していない為に、幻覚を見る人も多いようです。
先日、睡眠麻痺にあいました。
睡眠麻痺自体は何度もあっていますが、先日の睡眠麻痺は今までと違い、「睡眠麻痺来る!」と予感があった後、胸部を強い力で押さえつけられる感覚があり、睡眠麻痺になりました。そして、私の体の上を、足元から頭へ人影が通過していき、最終的に人影は人魂のような形になりながら回転して消えていきました。
あれは…寝てる時に起きましたよ…
周りは見えてるのに声を出すことが出来ないし…何回も経験してるので、ああまた来た!と思って出来るだけ目を覚めるように頑張るけど体が動かない…そのうちに目が覚めホッとするんです。最近はこんな現象ありません。
しんどかったよ~
私は、毎年夏になると何度か睡眠麻痺にあいます。
20代の頃は、従業員の中で幽霊目撃談続出のホテルに勤めていました。霊感の強い人は何度も見るようで、それが原因で退職する方もいました。泣いて怖がる同僚の深夜残業を代わってあげたことも何度もありました。転職するまで7年働いてましたが、私はついに一度も見なかったので、霊感は皆無だと思います。
私は外が明るい時に寝ると睡眠麻痺に合いやすいですね。
科学的には脳が起きていて身体が寝ていると起きるらしいです。多い時は一晩に数回あいます。睡眠の妨げになって本当に迷惑なんですよね。私も誰か人の気配を感じます。身体を触られたり話し掛けられるのですが身体が動かず、睡眠麻痺が解けて周りを見ると誰もいないんです。
もう慣れてしまって怖くもなんともないのですが、睡眠を中断されるのが閉口します。
まとめ
睡眠麻痺はまさに恐怖の象徴です。
一度経験するだけでトラウマになってしまう可能性も高く、何度も睡眠麻痺を起こしてしまう反復孤発性睡眠麻痺やナルコレプシーを発症している場合は睡眠リズムも崩れてしまため、更に睡眠麻痺になりやすい環境に陥ってしまい悪循環になってしまいます。
睡眠麻痺は入眠時幻覚とセットで起こることが多いので、興味があれば下記の記事も併せてどぞ ↓
あとがき
私も学生時代に睡眠麻痺を何度も経験したことがあります。
自宅に両親など家族が居たにも関わらず寝室は1人だったため、いくら助けを呼ぼうと声が出ないのでパニックになってしまった記憶があります。今、思い返しても恐怖を感じてしまいます。
怖い話ではありませんが、誰もいないはずの深夜にふと人気を感じると、幽霊や泥棒などの恐怖でパニックになり動機を起こしてしまうこともあります。
完全にトラウマですね、、、
番外編
英語で翻訳されていませんが、
ナショナルジオグラフィックの睡眠麻痺の特集動画を添付しておきます。