寝付きが悪い

寝付き

寝付きが悪い赤ちゃん(子供)の原因と対処法はたった3つ

寝付きが悪い赤ちゃんには共通点があります。その共通点を知っているかどうかで、寝かしつけの時間など母親の負担を大きく減らす事ができます。寝付きが悪い時に使えるノウハウを紹介します …


赤ちゃんの睡眠3大トラブルは、寝付きが悪い、夜泣き、早朝起きです。

長時間の寝かしつけが必要な寝付きが悪い赤ちゃんには実は共通点があったのです。基本的な考え方はシンプルなので、今日は寝付きが悪い赤ちゃんのメカニズムに迫ります。(おまけとして、最後に月齢別の活動時間と睡眠時間の目安も紹介しています)

寝付きが悪い赤ちゃん

寝付きが悪い

寝付きが悪い赤ちゃんとは、長時間の寝かしつけが必要なため母親にとって負担が増えてしまい悩みを抱える母親は少なくありません。

赤ちゃんにとっても、それはトラブルを表現しているサインであり放っておいてはいけません。寝付きが悪い状態は、夜泣きや早朝起きなど赤ちゃんの睡眠3大トラブルの中で最も分かりやすい形で赤ちゃんからサインとして送られてきます。

逆を言えば「寝付きが良いか悪いか」さえ押さえてしまえば、多くの睡眠トラブルは回避できると言い換えても良いくらい大切なポイントです。

寝付きが悪い赤ちゃんの誤解

寝付きが悪い

寝付きが悪い赤ちゃんに責任はありません。

多くの場合は母親の勘違いによって、寝付きが悪い赤ちゃんにさせている可能性があることを受け止めておく必要があります。これはよくある勘違いなのですが、「赤ちゃんは疲れると寝る」という先入観と「赤ちゃんの眠気」を見逃している可能性があります。

実は、赤ちゃんは疲れ過ぎると眠りにくくなることを知っていますか?言われてみればとハッと気づく母親もいるはずです。このメカニズムは科学的に解明されていて、後ほど詳しく説明します。一般的に眠気のサイン(合図)と言われている赤ちゃんの代表的な仕草を紹介します。

あくびぐずる目をこする、そわそわする、目を大きく開く、叫ぶ、顔を保育者にこすりつける、耳をひっぱる、顔をこする、反応が遅くなる、おもちゃに興味がなくなる、背中を反らせる、ころぶ、物にぶつかる、など。

その中でも、「あくび、ぐずる、目をこする」はすでに疲れ過ぎているというサインです。

先ほどにも説明しましたが、こういったサインが赤ちゃんから出てしまうと寝付きが悪いのは避けられません。なので、理想的な寝かしつけは眠気のサインを見逃さない(先取りして)ようすることが大前提だったりします。

寝付きが悪い赤ちゃんにもストレスはある

寝付きが悪い

寝付きが悪い赤ちゃんにもストレスはあります。

大人と少し違うストレスですが、自然な目覚めを促すストレスホルモン(コルチゾール)は、 赤ちゃんが疲れ過ぎても過剰に分泌されます。 過剰に分泌されると赤ちゃんは逆に興奮してしまい、 寝付きが悪い赤ちゃんが完成してしまいます。ようは、ストレスホルモンが赤ちゃんの眠りを邪魔してしまい、疲れ過ぎると寝付きが悪い状態になってしまうのです。

寝付きが悪い赤ちゃんの原因と対処法

寝付きが悪い赤ちゃんの寝かしつけはタイミングが大切です。

しかし、実は寝付きが悪い赤ちゃんにも原因があり小手先の寝かしつけテクニックでは不十分なこともあります。ようは、枝葉ではなく根っこの問題(原因)に目を向ける必要があります。寝付きが悪い赤ちゃんの原因(7割)は大きく3つで、睡眠環境、幸福度、入眠儀式です。

寝付きに関わる睡眠環境

寝付きが悪い

寝室など睡眠にかかわる環境で大切なポイントは、5つあります。

寝付きが悪い場合に考えられるのは光、音、寝室の温度と湿度、パジャマ、安全性です。よくあるケースのみ紹介しますが、常夜灯だと赤ちゃんにとっては明る過ぎます。ナイトライトを使いましょう。

次に、大人でも同じなのですが、静か過ぎる寝室は赤ちゃんにとって緊張感を与えてしまい寝付きが悪い状態となってしまいます。特に月齢の低い赤ちゃんほどその傾向が強いと言われています。

寝室の温度と湿度管理は勿論、赤ちゃんの厚着には注意が必要で、乳幼児突然死症候群(SIDS)の危険性も出てきます。加湿器もスチーム式などのヒーターを利用して加湿するタイプは寝室の温度を上げてしまいます。

また、安全性を考えた場合に、ベビーベッドは必要のないもの(ぬいぐるみや掛け布団など)は入れず、おくるみ(スワドル)やスリーパーを使いましょう。基本的な寝室の考え方は「親子同室、寝床は別」というのが一般的です。

寝付きに関わる幸福度

寝付きが悪い

赤ちゃんとのコミュニケーションやママなど保育者の心の安定を示す尺度のことです。

赤ちゃんと親の幸福度はリンクしているということを知っていますか?赤ちゃんは、親の感情や心の変化を感じ取り、 さらに赤ちゃんは親を通して感情を学んでゆきます。

どんなに赤ちゃんのためにと尽くしても、親の心が満たされていなければ、 赤ちゃんの心は満たされづらく、幸福度も上がりにくくなり、その結果として寝付きが悪い状態が続いてしまいます。有名な例え話で、シャンパンタワーの法則があります。

シャンパンタワーは、一番上のグラスにシャンパンを注ぎます。

グラスが一杯になると溢れて下の段のグラスへと流れ満たしてゆきます。 ようは、上から順に満たされてゆき、幸福の輪も同じ法則で満たされてゆきます。 シャンパングラスを心の器、シャンパンを幸せそのものだと考えてみましょう。

一番上のグラスが母親です。その下に赤ちゃんやパパなどの家族。 次が友人や同僚となり、一番下が他人でしょう。 こう考えた時に、あなたは何段目からシャンパン(幸せ,エネルギー)を注いでいますか?

注がれるのはあなたの心を満たす幸せです。 この幸せが母親の中に満ちて溢れてはじめて、まわりの心も満たされるようになります。

母親が満たされていないと子どもが満たされない、このイメージを覚えておいて損はありません。

しかし、何事も完璧を目指すのは現実的ではありません。寝付きが悪い場合、ある程度のことは許容しながら自分に合った家庭環境でアレンジすることが幸福度を高めるコツになります。幸福度を上げる具体的な方法論は無限にあるため、対処法の方向性(考え方)のみ紹介しました。

寝付きに関わる入眠儀式

寝付きが悪い

入眠儀式とは、寝る前に行う取り決めです。

同じ事の繰り返しによって赤ちゃん(子供)は無意識に安心できます。寝付きが悪い赤ちゃん(子供)だけでなく、大人でも寝付きが悪い場合には使える共通したテクニックです。

特に、赤ちゃんは今から何をするのか自分で決める事が出来ない(他人任せ)なので、入眠儀式を行う事で潜在意識に「今から寝るんだ」という意識づけが出来るようになります。

保育園や幼稚園で単調とも思えるくらい、同じスケジュールが続くのは一種の入眠儀式です。こういった生活リズムを育てる事が、寝付きが悪い状態から改善するだけでなく、添い寝をせずひとり寝する大切な準備ともなります。寝かしつけというのは、そもそも入眠儀式の1つです。

例えば、「お風呂に入る → パジャマに着替える → 歯を磨く → 絵本を2冊読む(子守唄を歌う) → ホワイトノイズ・ナイトライトをつける → 電気を消す」などです。これは一例なので、随所アレンジしてください。

寝付きが悪い赤ちゃんの入眠儀式で注意するポイントは2つです。ルールをはっきりさせる一貫性と特別サービスなどをしないよう境界線をはっきりさせる事です。ようは、入眠儀式に関しては赤ちゃん(子供)を甘やかすと入眠儀式そものもが破綻してしまい機能しなくなってしまいます。寝付きが悪い赤ちゃん(子供)に対するカード(切り札)を減らしてしまっては勿体ないです。

まとめ

寝付きが悪いというのは赤ちゃん(子供)からのサインです。

疲れ過ぎる前に寝かせることを意識することで、個人差はありますが少しずつ寝付きが悪い状態が改善されるはずです。その他にも睡眠環境や幸福度入眠儀式など、直接・間接的な原因を紹介しました。全てを一気に取り組むのは決して難しい事ではありません。

寝付きが悪い赤ちゃん(子供)の寝かしつけの時間などの負担を考えれば、今すぐチェックできる項目だけでも取り組んでみましょう。

あとがき

赤ちゃんの寝付きが悪い以外にも夜泣きや早朝起きに困っている場合は、赤ちゃんの安心感を高める方法があります。

赤ちゃんが不安に感じてしまう最も多い原因が、寝付いた睡眠環境と目覚めた睡眠環境が違うことです。例えば、寝付いた時は電気がついていたのに起きたら消えていた、何か音がしていたのに、何も音が聞こえないなど、代表的なものに背中スイッチ(抱っこして寝かしつけ、ベッドに横にすると起きてしまう)があります。

寝付いたときと同じ環境が起きる時間まで変わらず続いているかどうか、振り返ってみましょう。背中スイッチの場合は、完全に寝る前に(まだ目が空いている状態で)ベッドに横にする事で徐々に改善します。意識をするだけで、即効性があります。

おまけ;月齢別の活動時間の目安と睡眠時間

実は思ったより赤ちゃんの活動時間は少ないのです。

赤ちゃんの活動時間を知ると、寝付きが悪い赤ちゃんの多くが疲れ過ぎによって寝付きが悪い状態になっていることがわかって貰えると思っています。寝付きが悪いメカニズムを掴む上で、赤ちゃんの状況を知っておいて損はありません。

  • 0~1ヶ月(月齢)

活動時間の目安;〜約40分

睡眠時間(合計);約14〜17時間

  • 1~2ヶ月(月齢)

活動時間の目安;約40分〜1時間

睡眠時間(合計);約14〜17時間

  • 2~3ヶ月(月齢)

活動時間の目安;約1時間〜1時間20分

睡眠時間(合計);約14〜17時間

  • 4~5ヶ月(月齢)

活動時間の目安;約1時間20分〜1時間30分

睡眠時間(合計);約12〜15時間

  • 6~8ヶ月(月齢)

活動時間の目安;約2時間〜2時間30分

睡眠時間(合計);約12〜15時間

  • 9ヶ月(月齢)

活動時間の目安;約2時間30分〜3時間

睡眠時間(合計);約12〜15時間

  • 10~1歳2ヶ月(月齢)

活動時間の目安;約3時間30分〜4時間

睡眠時間(合計);約12〜15時間

  • 1歳3ヶ月~1歳半(月齢)

活動時間の目安;約4時間〜6時間

睡眠時間(合計);約11〜14時間

  • 1歳半~3歳(月齢)

活動時間の目安;約6時間

睡眠時間(合計);約11〜14時間

  • 4歳~5歳(月齢)

活動時間の目安;約5時間〜12時間

睡眠時間(合計);約10〜13時間

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